風邪を引いた話
風邪を引いた。
「風邪」は「風邪症候群」らしい。検索してみるとウイルスも種類が多い。どの風邪に対しても同じような対処ではいけないと思う今日この頃。
基礎知識編
東洋医学での「かぜ」
東洋医学的には「風邪」と書いて「ふうじゃ」と読むらしい。この「ふうじゃ」と呼ばれる邪気が体に入ると「かぜ」を引くんだとか。
病原体やウイルスではなく環境などの外的要因、人自身が「かぜ」を引く原因と考えられているそうだ。
わからなくもない。天気や環境、ストレスとか悩みとか多忙すぎるとか、そういうのがあると風邪を引くイメージある。なにもなくても風邪ひくけど。
風邪に対してのワクチンはない
そもそも「症候群」であるのに、それ全部に対応するワクチンとかないのでは?って思ったけど、治療法も存在しないらしい。ウイルス特定しないと抗ウイルス薬処方できないもんな。体内の抗体がんばれ。病院とか行ったときに出してもらえるのは、症状を緩和する薬のようだ。
養生法
湿 (消化器系の症状)
-
胃のムカつき
- 吐き気
- 下痢
- 食欲不振
上記のような症状が「湿」の風邪。
特に胃の調子が良くない時は「生もの」「油もの」は避けよう。
オススメ食材
- シソ
- 生姜
- にんにく
- 山椒の実、八角
米は胃を養う食べ物、おかゆがオススメ。
八角や山椒の実はおなかを温めて胃の痛みを和らげて、ニンニクやシソ、生姜は解毒作用がある。
燥 (呼吸器系が弱い人に多い)
治りかけに多く見られる症状。
- 咳が強い
- 痰がからんで胸に重苦しさを感じる
以上のような症状だ。
マスクをしたり加湿器を使って湿気を補って、肺を潤すのがいいそうだ。
オススメ食材
- 梨 (皮ごと蒸して)
- 銀杏入りの茶わん蒸し
- 百合根の味噌汁
- 杏仁豆腐
- 大根の煮物
肺を潤す食べ物らしい。
寒 (寒さ関連の症状)
- 悪寒や頭痛
- 関節の痛み
- 肩こり
- 透明な鼻水
風邪の初期症状。熱の自覚症状は軽く、汗もあまりかかない。
身体を温めるのが大事。
オススメ食材
- 三白湯 (後述)
- 生姜
- 香草 (香りのある草類)
- ニンニク
三白湯は白菜、大根、ネギを煮込んだスープ。ここに生姜や三つ葉などの香草を入れるのもオススメされている。
ニンニクは発汗作用があるので、すりおろしてお湯を注ぎ「ニンニク湯」にして飲むのもいいそうだ。
熱 (熱がこもる症状)
- 発熱している
- 喉が腫れている
- 黄色く粘りのある鼻水や痰
- 喉の渇き
以上のような症状。
手洗いや、塩水やお茶でのうがい、部屋の換気をよくすることが大事。うがいもこまめに。
解毒作用のある「酢」と水を 1 : 2 で鍋にいれて蒸発させて部屋の空気を消毒するというのも一般的。
オススメ食材
- ごぼうの味噌汁
- 菊茶
- ミントティー
- 板藍茶
ごぼうの味噌汁ミントティー以外は正直見かけないような気もするが、この間薬局に行ったら板藍茶見かけた。ドラッグストアとかで結構いろいろな種類のお茶売ってるよ。
参考元
漢方で冬のかぜ対策|漢方の知恵袋|漢方・中医学のイスクラ産業株式会社
風邪(かぜ)と漢方の基礎知識 | クラシエの漢方 かぜシリーズ
【不定期連載】「かぜ」と「風邪」③~東洋医学から見る「風邪」編~ | 大阪でスポーツトレーナー、柔道整復師、鍼灸師を目指すなら「近畿医療専門学校」